健康寿命をのばす動脈硬化予防 │ 福島病院は大阪市旭区の2次救急指定病院です。

健康寿命をのばす動脈硬化予防

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動脈硬化を予防し、健康寿命をのばしましょう。

福島病院では動脈硬化予防に力をいれます。
医師 高橋栄男

副院長 高橋栄男

日本人の平均寿命は80歳近くに達しています。しかし、健康寿命は約5-6年間短く、その間は入院したり、寝たきりになったりすることが多いのです。日本人の3人に1人以上の人が心筋梗塞、脳卒中のために、寝たきりとなり、その後、亡くなられます。動脈硬化の原因は加齢、高血圧、糖尿病、コレステロール、喫煙です。一つで2倍、二つで4倍、三つで8倍、四つで16倍起こりやすくなります。また、一度でも、心筋梗塞や脳梗塞を起こすと、それだけで10倍起こりやすくなります。これらの生活習慣病を放置すると早く寝たきりとなり、長く寝たきりの状態になります。さらに、血圧、血糖、コレステロール、タバコは認知症も早く起こすことがわかっています。まさに、血管から老いるわけです。
加齢は防ぎようがありません。しかし、血圧、血糖、コレステロールをコントロールし、禁煙すれば、危険性を最小限に減らすことができます。健康寿命ものび、寝たきりとなる期間を短くすることができます。これらの病気は痛みや発熱を伴うわけではないので、自覚しにくいのですが、健康寿命の維持には非常に大切なのです。
皆様も血管の手入れをして、健康寿命をのばしましょう。
福島病院では栄養指導を基本に、患者さんに理解していただき、薬物療法を上手に行い、コントロールを良くするように努めます。

高血圧・コレステロール・糖尿病について
高血圧・コレステロール・糖尿病

高血圧に関しては、塩分制限、減量を基本に、高血圧学会ガイドラインに沿って、最適の降圧剤の組み合わせを行います。お薬、1個で上の血圧が約10程度下がりますので、お薬を少しずつ増量し、平均の血圧が140/90mmHg未満を目指します。また、家庭血圧をお願いし、血圧が低めになれば、減量を考慮します。

コレステロールに関しては、食事療法(卵の黄身に多い)後も高ければ、スタチンというお薬を使います。1個で、約40%低下し、しかも、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを大幅に減らします。コレステロールは体質による影響が大きいので、積極的にスタチンを飲まれる方が良いと思います。LDL(悪玉コレステロール)140mg/dl未満を目指します。

糖尿病に関しては、食事療法が基本となります。食事療法を守らずに、薬を増やし、一時的に改善しても、すぐ太り、すぐ効かなくなります。糖尿病でない人は、太らない程度に食べれば良いのですが、糖尿病が改善しない患者さんは、栄養失調にならない程度に食事を減らさないといけないので、この、飽食、肥満の時代に、非常につらいものがあります。食事を普通の人の2割程度少なくするのがコツですが、高血圧などにより難しい病気です。食事療法を中心に、繰り返し、食事、体重を意識し、コントロールに努めます。糖尿病を放置すると、合併症が非常に怖いので、合併症を防ぐための治療を積極的に行います。と言っても、特別なことではなく、血糖コントロールだけでなく、血圧、脂質の管理、禁煙を厳格に行うことです。糖尿病患者は高血圧、高コレステロール血症の影響をより強く受けます。また、その治療が糖尿病患者の合併症、動脈硬化を強く予防するので、血圧、コレステロールのガイドラインはさらに低く、130/80mmHg未満、120mg/dl未満となっております。糖尿病患者にとって、血糖、血圧、コレステロール、タバコは学校の国語、算数、理科、社会と同じなのです。算数の10点も社会科の10点も動脈硬化予防の効果は同じなのです。良くなるところから、どんどん良くするのが、合格の基本なのです。

あと、体操やウォーキングも重要です。足腰が弱っては、困ります。転倒予防にも役立ち、血糖、血圧、脂質の低下作用もあります。
さあ、健康寿命をのばすために、頑張りましょう。

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